友禅部門

はぶきは型友禅・手描き友禅・全彩友禅、全ての技法で製造しています 振袖、訪問着、付下げ、黒留袖、色留袖など"染めのはぶき"として、年間約8,000点のお着物を工場内で一括生産しています。

型友禅とは、柿渋紙で作った型紙と色糊を用いて染める友禅技法の事で、 明治初期の京都でに合成染料の登場により開発された近代からの友禅です。型紙を繰り返し使用出来るために、同じ柄で量産向きの染織方法とされていますが、 職人の手によって染められる型友禅は一色につき一枚の型紙で染めるため、 着物によっては百枚以上の型紙を使用することもあります。
一方、手描き友禅には京友禅、加賀友禅、東京友禅(江戸友禅)があります。 これらの友禅は紙に図案を描き、それを基に白生地へ柄を手描きしてゆきます。
「手描き友禅」の大きな特徴のひとつは「糸目(いとめ)」です。「糸目」とは柄の輪郭線の白い線の事を言います。 「糸目糊(いとめのり)」と呼ばれるモチ米を原料とした防染糊を柿渋紙で作った円錐型の筒に入れ、 糸目糊を白生地に細い線としてしごき出しながら柄を描いてゆく手法です。

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