汗抜き・シミ抜き・プレス

お着物の風合いをそのままに
汗じみ・食べ物のしみなど放置していた頑固な汚れを、修復いたします。
汗抜き・シミ抜き・プレスの特徴
1
汗抜き

汗で汚れた袖口や衿、泥はねで汚れた裾などを中心に洗う「部分洗い」と併せてシミ抜きを行います。お着物を着ていると汗をかくときがありますが、そのまま放置していると黄変してしまいます。特に汗をかきやすい脇や背中にシミが出やすいようです。汚れというのは付いてすぐなら割と簡単に落とせることがありますので是非お早目にお声掛けください。
2
シミ抜き・カビ落とし

繊維につくシミは大きく水溶性と油性に分かれます。醤油やジュース・酒・汗などは水溶性の汚れで主に洗剤や水・薬品を使用して落とします。それに対しファンデーションや口紅、ドレッシングなどの油性のシミは揮発性の溶剤を使用します。何のシミかお聞かせ頂ければシミに合わせた修正をさせてもらいます。カビについては、表面についたものはまず丸洗いをした後にカビ取り加工をします。カビが繊維に入り込んだものは状態によっては洗張りをし、その後修正します。カビ取りをした後は、カビ防止加工をお勧めします。よく聞かれることですが、シミが付いた時の応急処置を教えてくださいと言われますが、何もしないで専門家にまかせるのが一番いい方法とお答えしています。お客様の中で、ご自分で汚れを落とそうとしてベンジンを使ったところ茶色に変色してしまったと持ち込まれたことがありました。経験豊富な職人により時間をかけ、薬品を使い修復しましたが、お着物のことを考えるとやはり最初から専門の職人の方に依頼して頂くのがよろしいかと思います。また、時間が経過した古いシミの場合は溶剤や薬品を使用しましても落ちないことがあります。お着物へのダメージを考えますと他の加工の柄足しや箔加工・刺繍加工などをご案内させて頂いています。シミをそのままに放置しておきますとカビや虫食いの原因になります。大切なお着物です、年に二度は風通しの良いところで陰干しし、お着物の状態を確認しましょう。
3
プレス仕上げ

プレスの場合ご着用後のシワを蒸気アイロンにてしわ取りをします。また、長い間タンスにしまったままにした為にできたたたみシワを取ります。シワは、湿気が原因で出来ること多いので蒸気を使いシワを伸ばします。その際には形を整えながらプレス仕上げを行います。洋服のプレスでは、ワイシャツなどは折り目をキチンと付けますが着物の場合は畳んだ後の跡がつかないように専用の紙を挟みます。絹織物の特徴である柔らかく腰のある風合を損なわないようソフト仕上げを心がけています。
汗抜き・シミ抜き・プレス価格表
汗抜き
種別 | 価格(税込) |
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着物全品 | 3,240円 |
襦袢 | 2,160円 |
シミ抜き
種別 | 価格(税込) |
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染み抜き | 1箇所 540円〜 |
黄変染み | 1箇所 1,080円〜 |
プレス(アイロン)
種別 | 価格(税込) |
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振袖 | 2,700円 |
黒留袖 | 2,700円 |
袴 | 2,700円 |
袷着物 | 2,160円 |
単衣着物 | 2,160円 |
コート | 1,620円 |
長襦袢 | 1,620円 |
帯 | 1,620円 |