洗い張り通常のクリーニングより、格段に綺麗に

「洗い」は、洗剤をつけて刷毛などでこすり洗いをし、よくすすぐ最も丁寧な洗いかた。「張り」は、洗ったあと生地が縮まらないようシワを伸ばし乾燥させながら糊付けをし、布を張ること。お預かりしたきものを、きもの・八掛・胴裏に解いて行います。

絹本来がもつ光沢やツヤがよみがえるので、何年かに一度は行うのがベストです。

※きものの状態によってはできない場合があります。その際はご相談させていただきます。

こんな時は、洗い張り

  • サイズ変更を伴う大がかりな仕立て替えの時
  • 20年以上メンテナンスされていないきもの
  • 水で仕立てが大きく狂った時
  • きものにカビがたくさん付着した時

洗い張り工程

  • 汚れ分解

    色あせや色抜け、柄落ち等がみられる場合、お客さまにご連絡の上ご要望がございましたら、これらを補修する色掛けや柄入れ等を対応させて頂きます。

  • ブラシ作業

    分解した汚れは、ブラシを使って手作業で落とします。

  • すすぎ

    水で丁寧にすすぎます。

  • 乾燥

    生地を傷めないよう、1日から2日かけて日陰で自然乾燥させます。

  • 湯のし

    乾燥した反物に蒸気を当てます。これにより生地が柔らかくなりますが、同時にシワを伸ばし、縦糸と横糸の繊維を均等にして、幅を整えていきます。

    ※元々縮みにくい生地は、「伸子張り」を行います。

  • 仕上

    反物の裏からアイロンを当て、仕上げていきます。また、生地目を揃えていきます。

お仕立て・寸法お直し

日々友禅染きものづくりを行う熟練の職人が、
手縫いで洗い張りしたきものを美しく仕立てます。

また、寸法お直しも同様に、熟練の職人が行います。
生地が足りなくても対応可能な場合が
多々ございますので、お困りの際は
ぜひきものケア十日町へご相談ください。